2015年8月20日
元々顎の骨が小さかったためか、乳歯から永久歯への生えかわりが上手く行かず、下の歯が凸凹している状態でした。ただ、上下の噛み合わせが深いこともあって、大きく口を開けて笑わなければ目立つこともなかったため、密かに気になりつつも、タイミングを逸して29歳になっていました。
矯正を始めた直後の友人と話していたとき、「複数のクリニックに行ったけど、コミュニケーションに一番ストレスがなかったから、まずは話を聞きに行ってみたら」と紹介されたのが赤坂まつの矯正歯科でした。 矯正を始めると、数年という長い期間に亘り、クリニックに通うことになります。そして、良く言われる痛み、歯が動くまでに思ったよりも時間が掛かる等、経験しないと分からないことも多々あるのだろうと思います。何かあったときに自分の疑問に対して明確に回答してくれそうか、最善の解決策を提示してくれそうか、また、ワイヤーを外した後のメンテナンスも考えると、今後も長くクリニックに通えそうか、ということが矯正を始めるにあたって私が気になるポイントでした。海外に住んでいますが、日本で矯正をしようと決めたのも、こういった背景からでした。
初めて松野先生とお話したときに、元々の私の不安は、全てクリアになりました。自分の歯の状況、矯正の方法、期間、価格等、全てにおいて明確な説明をいただき、また、既に20年同じ場所でクリニックを続けられているということもお願いするにあたっての大きな安心材料でした。そして、伺ったその日に、矯正を始めることを決めました。 実は、最初のワイヤーをつけた翌日、私は早くもクリニックを訪れて、「外してください」とお願いしました。痛いよ、という話は事前に聞いていましたが、正直、痛みは全く問題ないレベル。鎮痛剤を飲むことも無く過ごせました。しかし、相当喋り辛い。器具を裏側につけていることもあって、舌が器具に当たって上手く喋れない気がするのです。
仕事柄、きちんと喋れない状態が続くのは許容できず、焦ってクリニックに駆け込みました。その時の先生のお言葉、「絶対慣れるから、1週間だけ待ってみて、大丈夫だから」と。今考えてみると、相当我侭な患者だったと思います。 外してくださいから始まり、海外に住んでいることもあって、出張で帰国する度にチェックアップをしていただき、ワイヤーが舌に当たる気がすると何度も伺い、歯の隙間が気になると文句を言い(笑)、そしてワイヤーを外した後もリテイナー(歯を安定させるために睡眠中に装着します)を何度も壊し、等々。 その都度、先生とスタッフの皆様にお世話になり続けました。(今もですが・・・)
この場をお借りして申し上げます、本当にお手数をお掛けして申し訳ありません。先生のみならず、スタッフの方々が、どんなに小さな疑問にもきちんと回答し、解決してくださったからこそ、最小限のストレスで綺麗な歯並びを手に入れられたのだと思います。本当にありがとうございました。
歯並びは美容的な綺麗さを求めるだけではなく、健康面でとても重要。どうせやるなら見た目が綺麗になったからやめるのではなく、ベストな噛み合わせを目指して欲しい。と最初に仰った先生のお言葉、今も忘れません。今だけの綺麗さを手に入れても、将来、ずっと使える歯でいてくれなければ、本来の歯の存在意義と反してしまいます。きっと、この私の歯は、美容と健康面の両方を兼ね備えた、先生の傑作なのではないかと思っております。大切に使います。
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